世界初!オーロラ3D、全天周立体オーロラ映像をドームで体験しよう!
物知りなローラちゃん、オーロラ博士を目指しているスプライトくん、観測が得意なピーアイ2の3人の会話を通して、オーロラの基礎を学んでいくコーナー
オーロラは予報できる?
オーロラがいつ出るかって、予測できないのかな? そうしたら、それに合わせてアラスカに行くのに。
オーロラは、27日後に活発になるでしょう。
すごい!なんでわかるのピーアイ2?
今日の太陽風のデータを見ると高速でオーロラ活動も活発なのですが、ちょうど27日前も、ほとんど同じようになっていました。
そうか。太陽風は、太陽がぐるっと一回まわって同じ面を地球に向ける27日ごとに繰り返す性質があるよ。いま、高速の太陽風が来ているなら、27日後も同じような高速太陽風が来る可能性が高いんだ。太陽風のスピードが秒速600キロメートル以上だとオーロラはとても活発になるよ。
この間、今年2010年から、オーロラがよく見えるようになったって聞いたよ。
太陽活動が、活発になったり弱くなったりを11年くらいの周期で繰り返しているんだ。2010年から、太陽の活動が活発になってきたので、オーロラも今後何年かは活発になっていくはずだよ。
太陽活動の極大期は2013年と予想されています。
これからはオーロラ観光にいい年ってことかー! もっと細かく天気予報みたいに、何時からオーロラが出ますよ、とかできないの?
それはまさに宇宙天気予報だね。たとえば今日一日の3時間おきのオーロラ天気を予報するのは、天気予報みたいに正確にはできていないんだ。
直前ではありますが、1時間後くらいのオーロラ活動であれば、ACE探査機の太陽風データを参照することで比較的正確にわかります。ACEから地球まで太陽風が通過するまで約1時間の時間がかかるからです。
うん。地球に吹きつける太陽風さえわかれば、オーロラ予報もずいぶん正確にできるんだ。オーロラ3Dプロジェクトのメンバーは、コンピュータシミュレーションで、そういうオーロラ予報に挑戦しているよ。
※ 過去250年間の黒点数調査から判明する太陽の11年周期グラフ。(参照:ウィキペディアより:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD)
日本でもオーロラが見えるってきいたけど?
大きな磁気嵐が起こると、北海道などでオーロラが見えることがあるってことだよ。
日本で見られるのは北の空が真っ赤になる特別なオーロラですので、緑のカーテンやピンクのオーロラは見えません。写真はこんな感じです。
※ 2004年11月8日17時25〜30分、北海道陸別町、 私設陸別天体観測所から北の空に見えたオーロラ。撮影:私設陸別天体観測所所長・津田浩之さん(名古屋大学太陽地球環境研究所、塩川助教授のホームページから抜粋)。
なるほど。空いっぱいに広がる色とりどりのオーロラをみるには、やっぱり旅行しないといけないんだね!
オーロラ旅行に行く前には、オーロラ3Dウェブサイトとリンクを見ておいてね!^^
わたしの仲間の撮影している生のオーロラ写真も、リンクをたどると見られます。