世界初!オーロラ3D、全天周立体オーロラ映像をドームで体験しよう!
物知りなローラちゃん、オーロラ博士を目指しているスプライトくん、観測が得意なピーアイ2の3人の会話を通して、オーロラの基礎を学んでいくコーナー
オーロラを見るときに気をつけることは?
オーロラを見るには、どこに行ったらいいのかなあ?
オーロラの出やすい場所は決まっているよ。地球の寒い地域の中でも特にオーロラの輪の下になっている北欧や、アラスカやカナダ、南極に行くのがおすすめだよ。
じゃあ、いつ行ったらいいの?
北半球だと、5〜8月以外だったら、いつでも大丈夫だよ。白夜で夜が来ないと見えないし、夜が長い冬はチャンスが増えるんだ。真冬は寒いけど、白銀の世界がきれいだよ。
天気が悪いとオーロラが見られませんので、晴れやすい季節を調べておくといいでしょう。
きれいなオーロラの写真を撮りたいな。ふつうのデジカメでも撮れるのかな?
うん、一眼レフデジカメがオススメだよ。シャッターを何秒も開くから三脚は必須だよ。すごく寒いときは、電池があっという間になくなってしまうから、予備のバッテリーを持っていくといいよ。
寒いのは苦手なんだよ~
うん、でも寒いのを怖がるくらいがちょうどいいんだよ。靴も手袋も最強装備で寒くないようにしないといけないの。もし寒くなったら無理せずにすぐに暖かい部屋に戻ったりしたほうがいいよ。寒さを甘く見てはだめ。凍傷になると怖いからね。
現在のアラスカの気温はマイナス40度です。
そうか、スキー場よりもずっと寒いんだね。しっかりと着こんでいかないとね!
オーロラには種類がある
運がいいと、オーロラ爆発という激しいオーロラが見られることがあるよ。ゆっくりぼんやりと見える緑のカーテンじゃなくて、もう空全体がオーロラになって、とても激しい動きだからびっくりすると思うよ。いろんな色が光るんだ。
「オーロラ・ブレークアップ」と呼ばれています。真夜中前後で見られます。
じゃあ真夜中過ぎまで起きてないと損だね。
そうだよ。実はさらに、朝まで起きていると、光ったり消えたりを繰り返す、とっても不思議なオーロラが見られることがあるよ。
「パルセーティング・オーロラ」ですね。
え~、いつ寝たらいいの!?
それにね、じつは目に見えないほどの速さで、オーロラが蛍光灯みたいにチカチカ光ることがあるらしいよ。これは肉眼で見えたらすごいよね。
「フリッカリング・オーロラ」ですね。私には見えますよ。
さすがオーロラ専用ロボットだね!でも自分の目でみないとね!
オーロラは宇宙からも観測できる
天気がよくないと、せっかくのオーロラも見えないんだよね?
うん。でも、雲の切れ間から見えるオーロラもきれいだよ。夜は長いし、天気が少し良くなることもあるから、あきらめないことが大事だよ!
雲の上に行けばいいわけですから、飛行機の窓から見るのもいいですよ。
どうせならオーロラをもっと上のほうからも見てみたいなあ。
国際宇宙ステーションからも、宇宙飛行士がオーロラを撮影しているよ。
ピピッ! 宇宙ステーションからのオーロラの写真をゲットしました。
わー、きれい!!
野口聡一宇宙飛行士が国際宇宙ステーションから撮影したオーロラ画像
(c) NASA/Soichi Noguchi