(1)オーロラは、寒さとは関係なく、地磁気の緯度が60~70 度くらいの場所で見られます。アラスカのフェアバンクス、カナダのイエローナイフ、ノルウェーのトロムソ、南極の昭和基地が有名です。
(2)オーロラは雲よりも上で光っていますので、空が曇っていればオーロラを見ることはできませんが、これらの土地は晴天率が高い土地でもあり、オーロラ観測に向いているといえます。
(3)地球上で見られるオーロラは緑色や赤色をしていますが、これは植物が長い年月をかけて地球の大気に貯めこんだ酸素の色です。宇宙で発生した巨大な電力でオーロラは光っていますので、まさに宇宙スケールの大自然が作り出したクリスマス・イルミネーションですね。
(4)オーロラの見られる地域には、トナカイが住んでいたり、サンタクロースがいるとされていたりと、一年中クリスマスのような雰囲気のレストランやバーも多く見られます。
(5)オーロラとは、地球の大気と宇宙との境目で起きている電気的な現象で、乾電池数千個以上の高い電圧で加速された電子が、地球の超高層大気中(高度100km以上)にある原子や分子などの大気粒子にぶつかる際に発光する現象のことを指します。
(6)オーロラができる仕組みは、最先端の科学でも分かっていないことだらけです。オーロラは、太陽の影響を受けて変化する、とても不思議な自然現象です。