片岡です。
オーロラ予報ですが、いまの段階ではまだ参考程度に利用してください。
現状のVer1.0では前周期の太陽風スピードのみを参考に予報を出しています。
例えば先週のようにコロナ質量放出が到来して磁気嵐が起きる際などには、
おそらく私がTwitterでつぶやく予報のほうが信頼できるでしょう。
今後これに追加する機能で今とても楽しみにしているのは、
世界地図の上にオーロラ出現分布を表示することです。
直感的にわかりやすい予報になると思います。
たぶん7月くらいまでにはできると思います。
ちなみにUFOマークの放射線帯確率予報のほうは、
Ver1.0とはいえオーロラ予報よりも信頼できると思います。
これは私達が2008年に発表した研究結果に、
できるだけ忠実に出している予報です。
これです。
ただし、流れの接触面(宇宙の寒冷前線)の自動検出アルゴリズムと、
ロバストな自動運用アルゴリズムは今回新たに私が作ったもので、
基本的には、これで特許とれるのかもしれません。
どちらの予報も今はACEのリアルタイム観測データを用いています。
今後は、太陽磁場データに基いた太陽風の磁気流体数値予報に、
置き換わっていくことになります。
では!